北海道・旭川市の女子中学生、廣瀬爽彩さんがいじめを苦に今年2月に命を絶った事件の記事だ。
お母様の手記によると、教頭先生が以下のような発言をされていたということだ。
「10人の加害者の未来と、1人の被害者の未来、どっちが大切ですか。10人ですよ。1人のために10人の未来をつぶしていいんですか。どっちが将来の日本のためになりますか。もう一度、冷静に考えてみてください」
私はこの記事を読んで一番気になったのは、この教頭先生の「正義感」だ。
おそらく、ものすごく強い正義感を持っている人なのだろうと、
そして、その「正義感」は普通の人、一般の人とは全く違うところにある。
彼の「正義感」は組織であり集団ためのものなのだろう。
「多数の利益のためなら、それが犯罪であろうとも、何をやっても許されるはずだ」
そういう信念の元に行動し、発言しているのだ。
これは怖い。
ここは私の憶測だが、おそらく彼は全体主義、共産主義の思想を、ご本人が意識しているかどうかに関わらず、実際にお持ちなのだと思う。
全体主義、共産主義が暴力革命を良しとしている理由も「集団のためなら何をやっても良い」というものが根底にあるからだ。
パワハラ上司も大抵は「正義感」の塊だから、人事部が注意しても止めないのが普通だ。
だからこういった、間違った「正義感」を持った人とは、出来ることなら関わらないほうがいい。
以上、間違った「正義感」を持った人間は怖いんだぞ、という話。